カワセミが帰ってきた。
ところが先日の大潮の日の満ち潮の時刻にふと裏の川で小さな青い鳥がピュッと水に飛び込み小魚を捕っている姿を見かけた。
カワセミだ。
裏の川は3面コンクリート護岸で普段は水深2センチくらいしかないが、満ち潮になると潮があがってきて15センチくらいになるので、ボラやティラピアの稚魚があがってくる。
それを一生懸命ねらっているようで、うまくいくと5メートルくらいまでは近づける。
でもそれは、カメラを持っていないときだけ。カメラを構えるとあっという間に飛んでいってしまう。
なかなかシャッターチャンスはない。
とはいえ、カワセミの姿を再び見ることが出来たのはうれしい。
「鍛金」のススメ
先月末で無事穴を開けることなく終了。全部で13回。
隔週掲載という執筆ペースは思いの外きつかった。
書くということがなかなか習慣にならない間隔だからだ。
いっそのこと毎週締め切りがあればいいと思ったが、
それも実際そうなるとかなり精神的に厳しいだろうと思う。
何回か締め切りを忘れていたしね。
週刊誌や新聞連載をやっている作家は尋常じゃないと実感。
第1回目は「鍛金」について一般の人に理解できるようできるだけわかりやすく書いたつもり。
「鍛金」のススメ
「鍛金」という言葉を知っているだろうか。聞いたこともない人の方が圧倒的に多いだろうと思う。
「たんきん」と読むこの言葉は金属工芸の技法の中で大きく分けた三つのうちの一つの分野のこと。
クロボシセセリ
分かりやすくいうと「打ち物」鍛冶屋の仕事になる。棒や塊の鉄材を真っ赤に熱してたたいて成形するのが刀鍛冶などの鍛冶仕事いわゆる「鍛造」で、銀や銅、真鍮など板材をたたいて鍋や器などをつくるのが「打ち物」というように分けられる。金属工芸の技法は「鍛金」のほかに、「彫金」(彫りや錺り)や「鋳金」(いもの)いうのがある。
もともとは鍛金で作った壺などに彫金師が彫りや象嵌などのかざりをほどこす彫金の下職という位置づけであった。
トガリチャバネセセリ
私は大学の工芸科に進学した時にこの技法と出会った。
先輩達のつくる作品群が見せる金属の柔らかさや軽やかさに驚き、自分も金属で制作したいと思うようになった。
硬い金属が自由に形づくられていくところは、まるでスーパーマンのように思えた。
一見彫刻作品ではないかと思えるような巨大な作品に工芸的な繊細さが加わり金属というひとつの素材で作られたものに、「鍛金」の表現の幅の広さを感じたものだ。
工芸科のなかの講座なのに作品としてオブジェ的作品ばかりで、実用的な器物を作る人がほとんどいなかったのは今考えても可笑しいことではあったが。
ウスキシロチョウ
ところが大いなる可能性を感じつつも、硬くて重い金属はやはり硬くて重く、一筋縄では行かなかった。
それはまだ身体や頭が鍛金用に出来ていなかったから。
金槌を一振り一振り一日何千回何万回と振り下ろし、地道に仕事を進めていくことに慣れないうちは非常に困難で苦痛さえ伴う。
それを課題を通して身体に覚え込まされた。
道具作りや使い方、基礎的な技法の習得。
生来のせっかちさで先を急ぐとやり直しで二倍三倍と手間がかかってしまうことも多かったが、不思議と投げ出したくなったことはなかった。
きちんと段階を踏み作業を辛抱強く積み重ねていけば、出来不出来はともかく、自らが望む完成形へと近づいていくからだ。
新築住宅の表札
結構むりやり作った感じだけど、溶接機がなくても何とかなるものだと思った。
銅、真鍮、緑青仕上げ。
別件で門扉が残っている。近日中に仕上げなければ。
展覧会のおしらせ
関井一夫、三塩佳晴展
尊敬する先輩の一人関井一夫さんの展覧会が始まりました。
お近くのかたぜひご高覧ください。
関井一夫・三塩佳晴展
2008.07.16〜25 日曜祝日休廊
11:30〜19:00 最終日は16:00まで
ギャラリー田中
東京都中央区銀座7-2-22 同和ビル1F
03-3289-2495
展覧会のおしらせ
大槻洋介ガラス展 光の瀕III
2008.07.11〜16 12:00〜21:00
アユミギャラリー
東京都新宿区矢来町114
http://www.ayumi-g.com/
大槻さんのWebSite
http://www.otsukiglass.com/
展覧会のお知らせ
大衆金属展
東京藝術大学鍛金研究室有志による作品展
2008.06.09〜07.11
天王洲セントラルタワー・アートホール
東京都品川区東品川2-2-24 天王洲セントラルタワー1Fロビー
やばい!!
書くことを習慣化していないから、たいへんだ。
ということで、今原稿書いてます。あと2時間くらいで出来上がるはず。
多分。
先日思いもよらぬ人から、「今、沖縄に来ているんです」と連絡が入った。
ほんとびっくり
琉球新報 落ち穂 27日掲載予定です。
ちいさな世界
ヒメカミキリ?
クロキの花
ダイトウクダマキモドキ?
月桃の花の花粉を食べているのだろうか?
ふわふわの白い綿毛の様なものを身にまとう。
名前は調べたが
展覧会のお知らせ
The House展
現代アートの住み心地
2008.05.19〜05.29 am11:00〜pm5:00
会場 日本ホームズ住宅展示場 東京都港区西麻布3-2-19 *駐車場はありません
入場無料
主催 団・DANS
お問い合わせ e-mail :dandans_2005@yahoo.co.jp
tel:090-3691-3016
やんばるの生き物
求愛行動中のモンシロチョウ 中央の葉っぱに止まっているのがメス、飛んでいるのがオス
ゴイサギ
水面すれすれにとぶツバメ
展覧会のお知らせ
多摩美術大学工芸科金属専攻出身の嵯峨卓さんの展覧会
嵯峨卓 鍛金の仕事展
2008.05.12〜05.18 am11:00〜pm19:00
南町通りオープンギャラリー クロスロード
980-0811 仙台市青葉区一番町1丁目4-46
S.A RUMINAビル 1F
022-265-1487
http://www.geocities.jp/cross_road_hp2/
展覧会のお知らせ
ご結婚されて名字が変わりましたが、制作活動は続けているようでうれしいです。
東京近辺の方はぜひご高覧ください。
それから、ご結婚おめでとうございます。
線と○ せんとまる
紙 林祐子
ガラス 一ノ宮千佳
2008.05.07(水)〜05.14(水)
11:00〜19:00
グラスホッパーギャラリー
152-0001 東京都目黒区中央町2-6-1 ノア学芸大1F
03-5724-7098
グラスホッパーギャラリーのWEBSITE
一ノ宮千佳さんのWEBSITE
展覧会のお知らせ
工芸考
2008.04.29(火)〜05.18(月)
10:00〜17:00
東京藝術大学大学美術館 陳列館
入場無料
企画・主催 「工芸考」展実行委員会
詳しくはこちらへ
東京藝術大学大学美術館
「工芸考」ホームページ
去年の今ごろは
展覧会のお知らせ
小林健太&小林旬子 Shunken展
緑を運ぶ金属の器たち
ーLife with Green and Aquaー
4.25〜4.29 11:00am〜18:00(最終日17:00pm)
白い画廊ポラン
193-0824 八王子市長房町1562-23
tel : 042-663-8683
Shunken website
展覧会のお知らせ
topnochの福男君の展覧会にきてくれた
かおかおパンダさんの展覧会
Nothing in Particular 〜なんでもない何か〜
KAO KAO PANDA Exhibition 2008 Spring
4.19 sat 〜4.30 wed
Seta-shop gallery http://www.seta-shopgallery.jp
東京都世田谷区瀬田4-23-11 Tel 03-5491-7561 / Fax 03-3709-3632
kao kao panda http://www.kaokaopanda.com
一方、私は、友人の新居の門扉製作中。これは少し前の様子。今はもうちょっと完成に向かって進行中。
庭で観察
枝に残った最後の水蜜桃の花
小さなウスカワマイマイ
ブーゲンビリアの花。
紅いツツジのめしべ
サンスベリア・スタッキーの花
ヨツモンジンガサハムシ
この改造マクロレンズは1倍から2.5倍くらいの拡大率。
大きくなるのはいいのだけど、ピント合わせは大変。